| 施工地域 | 埼玉県所沢市 |
|---|---|
| 施工種別 | 戸建て住宅/空き家 |
| 工期 | 3日〜4日程度 |
| 施工内容 | 和室内装塗装、既存聚楽壁の下地補修、ジョリパット吹き付け仕上げ |
| 使用塗料 | 【下塗り材】SK化研 水性シーラー 【中塗り・上塗り材】アイカ工業 ジョリパット |
施工のきっかけ|空き家和室の聚楽壁を整えたいというご相談
埼玉県所沢市の空き家戸建てにて、和室の内装塗装を行いました。
今回の現場は、
不動産会社様からのご紹介案件です。
既存の和室壁は聚楽仕上げでしたが、経年によるくすみや汚れ、クラック・穴などがあり、売却前・賃貸前の内覧時に古い印象が残りやすい状態でした。
同じ聚楽材での部分補修が難しい状態だったため、既存壁の傷みを下地処理で整えたうえで、SK化研の水性シーラーを下塗りし、アイカ工業のジョリパットを中塗り・上塗りで吹き付け施工しました。
聚楽壁のくすみ・汚れが目立つ
既存壁に経年による色ムラや使用感があり、空き家特有の古い印象につながっていました。
クラックや穴を整えて仕上げたい
既存聚楽壁に傷みがあったため、下地補修を行ってからジョリパットで仕上げました。
木部や天井は既存の和室らしい雰囲気を活かせる状態だったため、今回は壁面を中心に下地補修と内装塗装を行い、室内全体の印象を整える施工を行いました。
施工前の状態|聚楽壁のくすみ・色ムラ・クラックを確認
施工前の和室は、既存の聚楽壁に汚れ・くすみ・色ムラが見られました。
特に床の間まわり、押入れ横、窓まわり、開口部まわりは目線に入りやすく、壁面の古さが室内全体の印象に影響していました。
また、既存の聚楽壁にはクラックや穴もあったため、そのまま仕上げ材を吹き付けると、凹凸や割れが残ったり、塗膜の密着性が不安定になる可能性があります。
そのため、今回は下地処理をしっかり行ったうえで、シーラー下塗り、ジョリパット中塗り・上塗りの工程で仕上げました。

施工前の床の間まわりです。既存聚楽壁にくすみがあり、室内全体がやや暗く見える状態でした。

押入れまわりの施工前です。壁面に汚れや色ムラがあり、補修と塗装仕上げが必要な状態でした。

開口部まわりは柱や鴨居などの木部は活かしつつ、壁面の古さを整える必要がありました。

隣室との取り合い部分です。壁面のくすみや経年感が残っており、内覧時の印象改善が必要な状態でした。

窓・押入れまわりも、木部は残しながら、壁面の汚れや古さを改善する施工が必要でした。

採光のある窓側でも、壁のくすみが残っていると空き家特有の古さが出やすくなります。

開口部全体の施工前です。既存壁の傷みや色ムラを補修したうえで、仕上げる必要がある状態でした。
施工の流れ|下地補修からジョリパット吹き付け仕上げまで
① 施工前確認・既存聚楽壁の状態確認
まずは、既存の聚楽壁の状態を確認しました。
聚楽壁は、表面に細かな質感があるため、汚れ・色ムラ・クラック・穴の状態を見極めることが大切です。傷みがある箇所を見落としたまま塗装すると、仕上がり後に補修跡やムラが出やすくなります。
② 養生
施工箇所以外に塗料や補修材が付着しないよう、床・木部・窓まわり・建具まわりを養生しました。
ジョリパットの吹き付け仕上げでは、ローラー塗装以上に周囲への飛散対策が重要です。特に和室は柱・鴨居・長押・天井・窓枠など木部が多く、既存木部を活かす場合は、塗装面と残す部分の境目をきれいに納める必要があります。
③ クラック・穴の補修
既存聚楽壁に見られたクラックや穴を補修しました。
この工程は、仕上がりの均一性を出すために重要です。クラックや穴をそのままにして上から吹き付けてしまうと、仕上げ後も影が出たり、部分的な凹凸が残ったりする場合があります。
④ 下地調整
補修後は、既存壁と補修箇所の段差や吸い込みの違いを確認しながら下地を整えました。
内装塗装では、仕上げ材そのものよりも、下地の状態が仕上がりを左右します。下地にムラがあると、ジョリパットを吹き付けた後でも部分的に見え方が変わることがあります。
⑤ 水性シーラー下塗り
下地調整後、SK化研の水性シーラーを下塗りしました。
シーラーは、既存聚楽壁と仕上げ材の密着性を高めるために欠かせない工程です。既存壁の吸い込みを抑え、ジョリパットが安定して密着する下地を作ります。
この工程を省くと、仕上げ材の吸い込みムラや密着不良につながる可能性があります。塗膜の耐久性を確保するためにも、下塗りで下地をしっかり整えることが大切です。
⑥ ジョリパット中塗り
下塗り乾燥後、アイカ工業のジョリパットで中塗りを行いました。
中塗りは、仕上げの土台となる工程です。塗膜の厚みを確保し、壁面全体の質感を安定させる役割があります。特に既存聚楽壁から仕上げを変える場合、下地の影響を抑えながら均一な見え方にするため、中塗りの工程が重要になります。
⑦ ジョリパット上塗り・吹き付け仕上げ
最後に、ジョリパットを上塗りし、吹き付けで仕上げました。
吹き付け仕上げは、壁面に自然な質感を出しやすい一方で、吹き付け量や距離、動かし方によって仕上がりに差が出ます。ムラを防ぐため、壁面全体の見え方を確認しながら、均一な質感になるように施工しました。
⑧ 乾燥・仕上がり確認
施工後は、壁面の乾燥状態、色ムラ、吹き付けの均一性、木部との取り合いを確認しました。
和室は、柱・鴨居・長押・天井・押入れ・窓枠など、壁以外の要素が多い空間です。そのため、壁だけが浮かないように、木部とのバランスや室内全体の見え方を確認することが大切です。
施工後|落ち着いたグリーン系のジョリパット仕上げへ
施工後は、既存の聚楽壁のくすみや色ムラが目立ちにくくなり、和室全体が落ち着いた印象に整いました。
グリーン系のジョリパット仕上げにより、木部や天井の風合いが引き立ち、和室らしい雰囲気を残しながら、内覧時にも印象に残る空間になっています。
床の間・押入れまわり・窓側・開口部まわりなど、目線に入りやすい箇所まで壁面を整えたことで、空き家としての古さをやわらげ、管理されている物件として見えやすくなりました。

施工後の床の間・押入れまわりです。
グリーン系のジョリパット仕上げにより、和室全体が落ち着いた印象に整いました。

床の間壁面の施工後です。既存聚楽壁から、質感のあるジョリパット仕上げへ整えました。

床の間・押入れ側の仕上がりは、木部や押入れまわりを残しながら、壁面を塗り替えることで和室の雰囲気を活かしています。

開口部まわりも柱・鴨居・長押などの木部と、グリーン系壁面の取り合いが自然に納まっています。

掃き出し窓まわりなど自然光が入る場所でも、壁面が落ち着いた印象に仕上がっています。

続き間側の壁面施工後です。隣室との開口部まわりまで整えることで、空き家の室内印象が大きく改善されています。
聚楽壁の下地補修・ジョリパット仕上げによる3つのメリット
既存の和室を活かせる
木部や天井を残し、壁面をジョリパットで仕上げることで、和室らしさを残しながら印象を変えられます。
くすみ・クラック・穴を整えられる
既存壁の傷みを下地処理で整えてから仕上げるため、仕上がりの均一性を高めやすくなります。
内覧時の印象改善
売却前・賃貸前の空き家では、壁面の清潔感が物件全体の印象に大きく関わります。
職人コメント|聚楽壁は下地処理で仕上がりが変わります
聚楽壁の塗り替えは、ただ上から色を付ければ良いという工事ではありません。既存壁の状態を見ずに施工すると、クラックや穴の跡が残ったり、吸い込みムラが出たり、仕上げ材がうまく密着しないことがあります。
今回のように、既存の木部や天井を活かしながら壁面を整えると、和室の雰囲気を残しつつ、暗さや古さをやわらげることができます。
所沢市で空き家の和室内装塗装をご検討中の方へ
埼玉県所沢市の空き家戸建てにて、既存聚楽壁の下地補修とジョリパット吹き付け仕上げによる内装塗装を行いました。
和室の壁は、汚れやくすみが出ると室内全体が古く見えやすい部分です。一方で、木部や天井の雰囲気を活かしながら壁面を整えることで、落ち着きのある空間に再生できます。
売却前・賃貸前・管理物件の原状回復前に、和室の印象を整えたい不動産会社様、オーナー様はお気軽にご相談ください。現地の状態を確認したうえで、必要な下地処理と仕上げ方法をご提案いたします。





