施工地域 東京都町田市能ヶ谷
施工種別 戸建て住宅
築年数 約30年
工期 およそ2日間
施工内容 鉄製フェンス塗装工事(施工前確認・ケレン・錆止め・中塗り・上塗り)

施工に至った経緯

築30年を超えるこちらの戸建て住宅では、敷地を囲む鉄製フェンスに色あせ・塗膜の剥離・サビの進行といった経年劣化が見られました。

とくに接合部や飾りの入り組んだ部分に赤サビが広がっており、「このまま放置すると腐食が進んで危険ではないか」とご相談をいただいたことが、工事を行うきっかけとなりました。

調査の結果、旧塗膜の劣化と鉄部の浮きサビが多数確認されたため、防錆対策を重視した塗装メンテナンスをご提案しました。

施工の流れ

① 施工前の状態確認・現地調査

フェンス全体に色あせ・塗膜の剥離・サビの発生が見られました。特に雨の当たりやすい箇所や結合部周辺は腐食が進行しており、全体的に下地からの対応が必要な状態でした。

② ケレン作業(旧塗膜・サビの除去)

サビ・汚れ・浮いた旧塗膜をナイロンたわしや手工具を使って丁寧に除去。意匠の細かい部分まで念入りに作業を行い、塗料の密着を高める下地を整えました。

③ 錆止め塗装(防錆処理)

素地が露出した鉄部に、防錆効果の高い下塗り塗料(白色系)を全面に塗布。将来的なサビの再発防止と耐久性向上を目的としています。

④ 中塗り塗装(塗膜厚の形成)

中塗りではグリーン系の塗料を使用し、厚みのある塗膜を形成。上塗りの発色を整える役割も担います。

⑤ 上塗り塗装(仕上げ)

中塗りと同色の上塗り塗料を重ねることで、艶やかな仕上がりに。外壁のカラーとのバランスを考慮しつつ、明るく鮮やかなグリーンでフェンス全体が引き締まりました。

施工後のメリット

防錆性の向上

錆止め塗装によってサビの再発を抑制し、鉄部の寿命が延びました。

外構全体の美観アップ

色褪せていたフェンスが発色の良いグリーンで甦り、住宅全体の印象が明るくモダンに。

長期的なメンテナンスコストの削減

下地処理から丁寧に行うことで、再塗装までの期間を延ばせる耐久性を確保しました。

担当者からのコメント

鉄製フェンスは、日常的には気づきにくい部分ですが、放置するとサビの進行により強度が低下してしまいます。

今回は、塗装前の状態から丁寧にチェックし、ケレンや防錆処理、中・上塗りまで一切手を抜かずに作業を進めました。

お施主様からも「色合いがとても綺麗で、家の印象が明るくなった」と嬉しいお言葉をいただき、職人としてやりがいのある施工でした。

鉄部の塗装は「見た目のリフレッシュ」だけでなく、「構造物の寿命を守る重要なメンテナンス」です。気になる症状がありましたら、ぜひお早めにご相談ください。